著名人の画像無断利用(パブリシティ権の侵害)を行っている広告について

薬機法チェック事業を手がける株式会社REGAL CORE(東京都渋谷区、代表取締役社長:田之上 隼人)は、これまで薬機法・景表法などの法令違反になり得る表現を伴う記事LP(ランディングページ)の広告配信状況に関する調査を定期的に実施してきましたが、今回判明した事象及び、それを踏まえた今後の追加方針の報告をいたします。

今回確認された訴求表現について

定期調査の中で著名人の画像等を無断で利用する、パブリシティ権(肖像権)の侵害にあたる広告を確認したため、今後の調査方針を含め報告いたします。

弊社はこれまで主にWEBメディアで配信されている広告を対象とした定期調査を実施してきた中で、その訴求表現についてさまざまな課題があると認識しております。その中で、直近の調査では情報商材などの広告が以前よりも多く配信されていることを確認しております。
そして今回、著名人の画像等が無断で利用されている、あるいはされていると思われる広告が増えているという課題が浮き彫りになっております。
直近の調査の中で、実際に配信が確認されたものとして、桐谷広人様ご本人の画像や経歴などを用い、あたかもご本人が投資についての情報を教えるとし、本人のものと謳うLINEの登録を促すような内容の広告がございました。

弊社としては、以前から注視していた、商材の実態はわからないが無料を謳いLINE登録を促す訴求表現や、「料金はかからない」「無料で明日の優良株を受け取る」などの訴求表現が景表法などの観点からも不審に感じたため、当該広告において、桐谷様をはじめ、利用されている著名人に画像等の利用を許諾しているかを実際に確認したところ、無断で利用された広告であることが判明しました。

今後の調査方針

弊社としては、本例のように権利を侵害し著名人が商材を監修・運用していると誤認させることで購買意欲を刺激させる等、消費者の不利益につながるような訴求表現についても、広告業界の健全化を図る中で是正すべき問題と捉えております。
つきましては、法令に違反していると思われる広告に対して、広告主だけでなく、配信プラットフォームやWEBメディアにも厳しく対応を求めていくことを継続し、今後も薬機法にとどまらず、画像等の無断利用など権利侵害の観点にも着目して、幅広い意味で消費者の利益を守るために随時調査を行ってまいります。

確認された記事の詳細

株式会社シルバータイムズと称する企業による、優良株の情報を教えるかのような広告において、「桐谷さんのLINEを無料で追加」、「桐谷さんコミュニティでコミュニケーションを図り、長年株式市場で儲けてきた投資スキルやトレード手法も共有する」(原文ママ)、などの訴求や、無許可で画像を利用してLINE登録へ誘導するような訴求表現を確認しております。
今回は調査期間で配信を確認した記事LPにおいて、無断利用であることがご本人様に確認できたものを一例として掲載しておりますが、桐谷様以外の方を利用した記事LPでも無断利用であると確認出来ております。調査後にもその他の著名人の画像等を利用した内容の記事LPも複数確認しており、随時調査を継続いたします。

※実際に使用されていた内容

※確認した記事LPより抜粋。桐谷様より掲載許可取得済。

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